・にじのでるまえ(2003/12/05) ・かみとなまえ(こくばんには47.5%)(2003/12/14) ・空のうそ(2004/02/02) ・右辺は無限につづくとしても(2004/02/05) ・説明・不解な(2004/3/17) ・ない(2004/5/5)(/5/11・/18改) ・妄という字をみつめて ・グレーの羽(2004/5/12・13) |
・本屋にて(2004/5/15) ・108(2004/6/19・29) ・姑息(2004/8/24) ・チャームポイント全調査(2004/9/9) ・比較級のムthan(2004/9/12) ・感傷(2004/10/2) ・ブラックボックス(2004/10/16・17) ・セベラル(2004/10/27) ・秋冬(2004/11/7) ・*(2004/12/19) |
おいかけなくって いいそら だってほら ゆめはそのさき しらんでいる しらんとしている あまおとは やんでしまって きぎにしずくが ぼんやりとてらてら はいごからやってくる あたたかな こうせん はなみず や はながみ のように ほうりだされる どろみずは やってられるかというふうに ふてくされて たまって それでもそらはぶきみながらにすっきりとしていたのだ。 ’おおきくよこたわる とかげのようなもの ’ ここからはきっと みえない きぼう ということばは もともと うすいのぞみ 、あるいは また おともなく とおくをみつめる といういみだったかもしれない
あるひの おさんぽ かみきれもって むかしまいにちいってたとこに 8じまでにいけばいい こんにちは ひろいのにせまい かみきれと かみをこうかん なまえ をかく かみ なまえ しかかけない かみ しかくいおかみは わたしから なまえ だけもらえばいいらしい ほんとうはこんなんでなく ひとりにいちまい たんざくをよこして ああせいこうせいと かかせりゃいいのに どうせおたがい かおはみえていない こじんなんかに せきにん をおわせている といううそをすてて どうどうと おたがいに 「あんたはわがままだ」といえるしくみを と おもいつつ わたしはいちまい おかみにやくめをとげさせてあげるのだった。
からからから くうくうくう なんにもないなんて言うから からからから くうくうくう どこまでも高くひろがる そらから くうくう からから そらぞら 虚というのは たりない といういみなので 口たらずでは 嘘 ということ 15%では少ないので きっとうそ うそをつくつもりはないのになあ たりないものを そらそら そらそら おぎなえと いわんばかりに どんどんことばが 増えていくけど 一直線につきすすむ もじは たしかにある方の 15% からから くうくう からからから そら ないと いうのは 方向性の問題だ と そらをとぶもの は いうのだろう からから と かなしい くうくう と くるしい そらぞら と さびしい 青い そら
ROUND ROUND ROUND で 1や4をくるしめている わるいけど そんなふうにずらずら並んでるのは じゃま わるいけど そんなところに はざまはない だから −UP で くりあがっても おしりは切れたまんま ボーダーライン って なんのこと? それは領域とはいはない、 あたい
一、 哀己道三段 と、履歴書に書いたらどこも採ってはくれない たとえば あわれむ という行為にはそれなりの距離が必要で 「わざわざたすけにいく」というニュアンス 自分すらおいそれと救えないところにおいてきてしまっていることを ここまで顕著にアッピールしてくる奴はどうなんだろうか たとえば はりさけんばかりの苦痛 どうしようもない悲しみ それを傍らで 肩にてをおき見まもる哀しみ 自分のことのように悲しんだりはできないのが哀しみのキャラクター 己の悲しみを他人事のように処理しようというその了見はいかがなものか なにより 己をか哀そうといってしまうあたりが不憫だ。極め技は、とかきけない。 そろそろ 哀己道ではない特技をみがきましょう。 二、 いつか戻ってくる水を こころにのみいだくかなしみ かな仮名可な哉 あまさの余地です しい恣意思惟示威 どうとでもとれます むかしは 愛しいともかいた音 つまりは せつねー ということらしかった
無い 空に舞う日常の意味づけしない軽やかさ・さっぱり 莫い 草むらにかくれる夕暮れを見送る静けさ・ひっそり 没い 水底にしずんだものをけんめいにさがす・どっぷり 蔑い ひでりの神は容赦なくあるものをなくす・ばっさり 亡い ものかげにかくれてみざるみえざる存在・ぽっかり さらに 勿い 俎板の上で踊る刃と切られたものの傷痕 微い こっそりあるくこっぱみじんにかすかな 无い 大人な成人男子の立場からでは対象外な 毋い 成熟した女性の立場でみるなら対象外な 罔い 強いてこじつけるぼんやりとくらいあみ 靡い 麻布をさいてさいて糸にしようとなびく -------------------------------------------------------------------------------- ない。とりあえず羅列。新字源君の音訓のなかにはしんでしまった日本語がまじってたりするんだけど、それとこれは関係ないよなあ。 (/5/11改)イメージ加。「ない=そうじゃないってば」というのを否定してみたい。新字くんの字義読感から、亡の「人がしぬ」意はあくまで派生として考える。 (/5/18改)またぞろあったぞ・ない。いろんな処から発生しているけれど、いろんな人達のあいだで記号化する必要があったからなのだな。 やはり ない というのは結構重要な概念なのだろう。日本語の ない にははっきり形容詞な場合と助動詞的に扱われる場合(ex.「あり得ない」etc.)があって、 漢字の方も用言だったり助字だったりとその辺は結構 どうなんだろう とおもう。 あ・そか、漢和ってのは漢字を日本語になおしたらどうよ?ってことなので結局日本語の問題なんだよな。 因みに无は夫の仮借漢字、毋はもともと母と同字。この 夫 や 母 は「社会に認められたりっぱな大人」(という印象)だ。 未成年(当時は15歳っていったらもう「成人」してんのかな・うわあいい加減)や、 「(当時の感覚で)社会的に仕事をなしとげたか否か」を意に付さない 男 や 女 では ない という発言自体に説得力がないってことか、 で、字に残す理由なかったのか。うーんうーん。なんかコンプレックスでもあるのかな・己?うーんうーん。 (/5/24追)そういえばたしか広辞さんはこんな「―ない」も紹介していた。「語幹を強める意の終助詞」。(←うろ覚え) 品詞はともかく意味はそうだとおもう。たとえば「切ない」なら思いっきり 切 ということだ。はしたないも、めっちゃ端。だらしないも、スーパーだら。 ―な(ここまででナ形容詞型)・い(イ形容詞語尾) 、「―てなかんじ」とあえていうから強意表現。あや、てっきとうだなあ。
亡いものに すがる 女 という文句が浮かんだが わたしには そぐわないので使えない 亡い 女 すがるものなんてない 気持ちいいくらいになにもない 捨てたんじゃない 女のほうで 亡くれてしまい わからなくなった というのが音もたたない現状 ぼう・もう ふりまわされるのは男 というようなことがかいてあったけど とらわれているのは女ひとりだ 男という字は会意にて 女という字は象形にしてなむあり これ以上いみのつけどころはなかったなあ
白や黒とはいいコントラストの名サポートになったりして 本人がめだたなくてもそんなに力関係を気にしない このひとたちとの話し合いは大変分かりやすい 似たもの同士の場合はキャラが被ってむずかしい 色みや明度によっては一緒にいたくないかもしれない 合わさることでぼやけてしまったり 新しく差し込まれた色にインパクトを取られてかすんでしまったり 白だ黒だといいつのるグレーには グレーも潰れるような思いをいだく たくさんの鳥がいる中で 白い羽 白鳥・アヒル・神社の鳩 黒い羽 烏・燕・黒ツグミ グレーの羽は 駅前の銅像でいこう鳩 そのほか色んな羽の鳥がいるけれど 街で地域で私のしる世界では(たとえば日本とか) 一番よく見かける グレーの羽 日々 過ごしやすい色なのだ いろいろなグレーがまじりあう たくさんの仲間とくらせるようになった 鳩たちは もっと と思っていた みんながそれをいいたかった 誰もがいつか最高のタイミングでとおもっていた そんなあるとき 一羽が もっと についてとうとうと語り始めた この一色が主張を始めた時 拍手する鳩 我慢ならない鳩 聞きたがらない鳩 うなづく鳩 様々 きわだつ色 かすんでしまう色 あまり関係ない色 あきらめる色 いろいろ けれど本当はみんな 自分が もっと について語りたかった 白や黒のようにはっきりしたスタンスがないことで立ち止まることもあるけれど 同じことをちがうかたちで現している時の違和感にこころまわることの方が 圧倒的に多いもので 同じ着眼で同じ位置に立っているようにおもえた鳩は とまどった こんなふうに いろんな鳩がおもわず もっと を一羽でかたりつづけると その度に みんなが目をむけていくと いくども主張する色が変化していくグレーモザイク・グレーマーブル 一番よく見かけるということは それだけしぶといということだ 日常目にする 目に優しい単色の大融合に いろいろな羽がまじったりして それはすべて生きるために活かされる色だ
サムとヒューともうひとり いくつかの といういみのなまえ あなたがたはたむろして コンビニのまえにすわっている 抑揚のない目に追われているとおもっていたが 瞳のいろがうすいだけだった 終バスをふりきってぶるぶるあるいているさきに 月はないのでみちあかりをたよって歩々 スナック菓子がかさかさふくろの中で同調している ぶるぶる かさかさ ながいながい みちだ にくまんをかっていて よるがふかまっていくのだろうか 30分まえにはじてんしゃで かえっていく おとこのぴんくさん サムとヒューともうひとり いくつかのと いういみのなまえ あなたがたはたむろして コンビニのまえにすわっている 抑揚のない瞳に追いつかれたとおもっていたが 目のいろがうすいだけだったTOPへもどる
雲のように それは 見えない 空にはうかんでいた 動 物、不動 物 遠くにあれば 浮 動も 不確かに見とめることになり かたまりも 遠くはなれて ちいさく 次第に 点のように ∴のように ・のように 消えやしないのだが あるのだが 支線というにはあまりにたよりない六脚 伏せていることも やはり見とめられようもなかった 自分へもかくされた短い言葉、なにを打ち込んだのだろうか それは 見えない といってよかった けっして黒い色をしていないのに 書くときにつかうのは黒で つたえようとするときに はじめに見とめられる色であるのだとおもった 濃度がうすくても目立つ どんな色よりもにじまない 気がする その点でほかのどんな色よりも目にやさしい このちいさな窓を誰がのぞくのだろう? あの雲の遠さ 雲の組成をつかむべくもなく それは 見えない といってよかった