本屋にて
本屋をローマ字で書いたら「ほにゃ?」といわれた。
いってくる ほにゃ
とりあえず しっててでかいとこ に きた
出迎えるガイドたちはみんな無言
世界へ案内 歴史を案内 四季折々を案内
ああせいこうせいが案内 そうかもねそうかもねも案内
今日は用はない
マンガだ 文庫だ 雑誌だ
押し合い圧し合いならんでいる
今はまだ用はない
はしっこにじっと居た
クレーの絵本
クレーの天使
いいなあ色のない羽
いいなあつよい思いの色
どうしても愛だといいたいんだ これを
強くみつめかえしていたら泪がでてきた
多種多様なガイドたちに
マンガ 文庫 雑誌
押し合い圧し合いならぶ中で
たった一つ条件がいるなら
まずは新しくなくてはいけないこと
少し前のことを思い出したい時にはどうしてもみつけられない
てぶらでかえる
母屋 小屋 納屋
わたしのいえなら 本 屋
ながいこと待ちわびていたひとには
たのしかったことだけ話そう
そして一人でこっそりと引く 広辞さんが教えてくれることといったら終わってしまったことばかりだ
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森園
(まよいこんでしまった)*
えーん えーん 続く
景というにはあんまりな色
ここが果てかと思いきや
もりもり途が拡がっていくのだ
わさわさ
ざわざわ
園の中ではそうどこへもいけないだろう
森然たる生草の中を歩いているのだが
どこかで終わるだろう
どんなに迷っても
えーん えーん と鳴いて
いやというほどの緑だが
わさこんわさこん
息を吸う
輝やく葉のすかされた清清しさ
逞しい幹や強かな根のことは俯角忘れて
しかたない だっていつも見上げている
ただそういった視点その通過なのだったが
花も実もキノコさえも見当たらないのは
ただそういった視点その通過なのだったからだ
えーんえーん と続く・鳴く
緑々と
創造物の余裕で呼吸が
出来るようにつくられない
光と向かいあうとき
私だけがつくらない
なにか
足元に偽の池があって
ほかにない色をし ていた手をぬらす
掬ってみる飲んでみる顔洗う
ぺちゃぺちゃ浴びて
肩まで浸かって
いけそうだと
おもったの
で飛び込
んで
み
水
の
藻
藻類
いいや
ウミユリ
更に奥には
色とりどりの森
混じらない幸せは
やはりひたすらに作りし晶
いくつも重ねて確かなものに
なっていったものを ひとはうつくしむ
のか
土に埋まったかをから根がでる
あたらしい朝
私を糧に
光をうける葉のための茎がはゆ
森々と
園土
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腐った魚の眼に映るのは、脚のないイタリア人のカウパー
なんだそのピンク色は
ぶった切ってやろうか
イタリアーのアンチョービ
活きの良い魚も咥えつづけていたら
足早に息絶えてしまう
弱肉強食
喰うか躯われるかで世代も代わり
私は喰う側に坐していたいのだ
憶えているぞ フレッシュ
貴様のジェラードなんぞ口にせんでよかった
そういう訳なのだカウパー
脚もなくては逃げられまい
供われる前にネゴシエイトして
共存を測れるのなら
それに越したことなぞない
勿論であったが
勇み足も過ぎるぞカウパー
お前のダメ軍曹が既に血染み上がっている
もう劈かれてしまったか
弛れの性で高なった?
あの深浅で息の好かった
生物が苦幸て視んで死待ったのは誰の所為
誰の性で弧ぅ為ったんだ?
しかしその口は構まわない
「仏汰切るピンクを
さっと解ぐすべく
まずは輪切りで
始末しろ
…
」
* * * *
* * * *
10年ほど前から 永久中立国さながら
ずっとずっと夢内に窺うこと
「わたし」はただ一点を
解消したいだけなのだ
崩不具
抱腹
豊腐躯
映
映
* * * *
* * * *
…とまあ このようにして
タラコソーススパ(アンチョビのせ)
は つくられるんだな。
ねえ「わたし」?
そこのちいさいの
はやく大人になろうね
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108(タイムアウト)
語るにつくせぬものの 象徴は象徴であるとして
こういったものは細かく砕いてしまう
3×2×3×2×3
つぎになにかをかけるとしたら
やっぱり2
2なんだけれども
このまま終わらせる方が美しいきもする
かけてしまうと不等な右辺ができあがってしまう
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108(かえます)
語るにはことばたらずなものの 象徴は象徴であるとして
細かく砕いてしまおう
3×2×3×2×3
よく ならんでいる
このまま終わらせる方が美しいきもする
つぎになにか かけるなら
やっぱり2
2なんだけれども
この不等な右辺はわたしをして受けいれられるものなのだろうか
そしてこの 2 は
かけたなら
きちんと左辺にもつながっていてくれるのだろうか
よく ならんで いてくれるだろうか
3×2×3×2×3×2
ためす
2がだらしないようにおもえてしかたない
もう後がないような
後にはなにもつづかないような
しかも とほうもなくふえてしまって
もしも、とおもうことは 1
単音をくり返すように
送りつづけるなら
1 1 1 1 1
年の瀬の何処かでひびく さいごの脈のごとく
わたしも
ときおり あるいは 際限なく
おりこめていくなら
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美しき日々
越し湖しか 来し岸か せし瀬しか 思き
春はまだ眠く、ぬるいふかみはしっとりとした土のなか
せかいはおんなのこの4次元であふれかえっているのだ
もんしろちょうは相手を探す、るりしじみも相手を探す、
行き交うむしたちのふれる先のはなたち実りのはじまり
映つくしき
日々、つつまれて温度変化の体感にて時をしる土のなか
夏はわかいおとこの4次元に支配されているかのようで
葉の深いいろ深いいろ照りつけるものをちからに変えて
もう六年めだったのだった、這いずっていかねばならぬ
羽付く雌き
非備、
わたしせみならよかった土はだのひびに卵を産めこんで
ジージー煮たぎる声の中とにかく残さなければならない
どこまでもいかねばならないが小回りできず衝突する窓
そしてどこにもいなかったどこでもは絶えなかったのだ
虎視去しか 帰し機しか 施資せしか 視き
得尽し期、
被眉
輿こしか 気色しか せし背しか 思き
さっといのちのバトンを渡してさっと果てていった先の
灯々ともる実りの享受いろづくことはよわるということ
赤ちゃんたち子供たちのふくろさげるかつてのはなたち
秋はおのれの半分を使いつないでのこったものの4次元
氷鼻つららかたくすきとおる白いそら凍ってしまうか土
舞っているもの待っているものそこでまっているものの
冬に4次元は3次元になり、とまったまますすんでいく
憂つ苦しき
移つく四季 比微
うぐいすのなくなつに 家居気許
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即興ゴルコンダ・まざあぐうすコレクション
みった むった めった
いちばに あった だれかが かった しおかぜ さった あかんぼ たった
いもうと いった きりきず きった たよりで しった さくらは ちった
からすを うった にしんを くった まっちを すった あしくび つった
だいずを えった ごみばこ けった いきおい せった のけぞっ てった
あさぬの おった てまひま こった せすじを そった とらんぷ とった
りんごが なった がようし はった
あおたは にった おならを ひった
みしんで ぬった さいころ ふった
ねりみそ ねった こづかい へった
もくばに のった すなばを ほった
こねこを まった
みった むった めった
あまみず もった
おつかい やった
おさげに ゆった
よりめが よった
よるをさ らった
りった るった れった ろった
そうして
おさらを わったんたん
※…どこかでいろんなひとが(もっと きのきいた、こころにのこることばで)たくさんやってそうです。
ネタパク等さしさわりそうでしたら是非いってください。
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姑息
お義母さんと坊やをおいて
おんなはどこへむかったか
めがね
ぼたん
受話器
かけてもいないのに
かけはずれた というような家出に
市営の遊園地はやさしかった
ちいさなこどもがたくさんいて
ふたりではしゃぐおおきいこどもたちもいて
あしは ふれあい動物コーナーへむかう
子をいつくしむおんなのさまを
記しのこしてくれた はるかやさしい視線
そのことをおもいながら
手がつながって
この息子がにこにこしながら息をととのえていて
今日デートがしたいなら そういいなさい とかいうのだ
めがね
受話器
ぼたん
かけてなかったよ とはいわず
かけにきてくれたと
いつもそうおもってしまっている
お義母さんへのお土産、どうしようか。
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チャームポイント全調査(タイムアウト)
ひとがうまれると 神や仏や怪物たちが
自分のすぐれたからだの一部を その子めがけておとしていく
たとえば 千手観音のうで とか
百目鬼の 目 とか
ユニコーンの羽ひとひらとか
雷神は でんでこを
ドラゴンは うろこを
アフロディーテは かみのけ とか
おしゃかさまは はすのはなを
とにかく
わたしが生れたとき 両親は大変こまったそうだ
だれのものかわからない ひたいが
5つもある
だれのものかがわからないため どれかひとつ選ぶことさえ出来ず
なにかあっても恐いので
ありがたく全部いただくことにしたと
(いわれて よるしわは
一体どなたのおぼしめしか)
そういうわけで いつも重なったあとがくっきりとおでこについてます
というような報告が全世界から届く
どこかにいる めにみえない かみさまは
じっとじっと めをこらし読んでいらっしゃるということだ
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チャームポイント全調査(もうひとつ)
ちゃあむ ちゃあむ
うたう うたう
じゅもん ことほぎ
のりと のろい
くでん ぎしき
ふしをつけ
ちょうしをあわせ すべては うたった
ぽいん ぽいん
ありとあらゆる
でんしょう しらべしらべても
どこかで うた が はじまってしまう
と
みいらとりの みいら は うたう
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ゆうううつ
ふにふにら
あなたがもっとしっかりしていれば と りんだはいわれたらいい
そしてながいためいきでも ゆうじんのまえではきつけておけばよかった
ゆうううつ
ゆうじんはかるくあしらって さらだにでもしてくれるだろう
ちょうみりょうは はなげ
くすぐられて
う が ひとつうく
ういた う を
りんだがすいこむと
さかば は いっしゅんにしてきえうせた
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忘れられた女
なにもないのは そんなに苦ではない
とりあえず覚えていることからはじめる
れいぞうこに100円均一の樹脂製ジョウロをいれて
きんきんに冷やそうとするが
有機結合の物体であるにもかかわらず 豆腐のようにはひんやりしない
中途半端な拒絶をくらった
かたくりこの こなの こまかく ひやり
わきげ に あしをとられてから
むせかえってきたのは 水
けっして むなげ ではなかった
むなげ は なかった
なにかかたづけてしまわなくてはいけない
覚えていることだけをする
冷えたジョウロを常温にもどしてから
オーストラリアビーンズに 水をやるつもりで
ジョウロは ぬるくなったが
まめ に なにかをすることはなかった
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感傷
ぱっと 思ったこと っていみで つかってました
ある かん字に そういったら
その まさかりもって おおごえでものいうくち したこころ は
ぎしきのまさかりふりまわしながら いなくなってしまった
まってくれ お前よ これから わたしは なんといってひらめいたことをつたえればいいのだ
きぃぃと鋭い刃で切られて ずりずり ずうん ずっているあと が
このこころのうしろにとどまると 焼けるような熱をひりひりもってあらわれる
よくみると にんべん ひとだけのいたみということなのか
そういえば けものへんや のぎへん の いたみのことは わたからない
*
身をよせあって熟した2字語が
カーン!SHOW!と ふっとばす
そんな干渉 いらないってか、
宙をまいながら
秋空は 晴れていればいいとおもう
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ブラックボックス(ちょっと改)
ぶらつく歩暮す
ぶらつく僕‘s
自販機のなかみは きいてはいけない
ぶらつく歩暮す
ぶらつく僕‘s
つつくブラス僕に 今夜はあらわれない
不ラックに 無辣く黙す
ぶらつく墨す
くろいはこ のよる
カーテンの閉まっている影
ぶら つく ぼす つく
撫裸撞く勃くす
ひかりは そとにあるようで
くろの吸取るまぶしさに不感
歩ら吐く没句す
撲す暴す僕、す、す、
すー っと
くろいはこ のあさ るくる
あら れ 難なく夜があけて
ばかされたような 煙にまかれた気になって
だまされたような気になっている あなた は
と けむりのようだな ぶらつく
気分転換 ぶんぶんぶん
換えて カン カン
ちゃりん ごとん
モーニングブラック トコブクロ
ぶらつく僕の す、す、すー、 は
ところ すー と飲みほされ
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はな ふる
はな はらはら はらはら らかに
はらと はな はなはな やかに
はな はなはな はなはだ なかにけ
けけ いろどられる しき たちのぼる
ののはなの きぎの さかるさく はなの ふる
ふるきは ひらひらと はなくずにあせていく
さき さかれ さく ちりる すふと
なにものも しょくさず かれり
さふと かぜの あるいは あまかわの さらうあと
はなはなく なくなってしまったはなの くちはなの
よみのくにでは ふりかえってはいけない やまぶきの
きいろ ねたまないで やみにひかっている
はな はらはら はらはら らかに
はらと はな はなはな やかに
はな はなはな はなはだ なかにけ
けけ いろどられる しき たちのぼる
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秋冬
空がどんどん高くなるんで
太陽はひくめひくめで隠れていく
用意 秋冬
お腹がすぐ冷えるようになってきた
くつの丈が長くなってきた
容胃 秋冬
要居 秋冬
天からもらったもの このいな穂をあつめるんだ
しげる のぎへんは たわわ にみのるはずだったのだが
今年は ひびきのままに すっぱりなくなってしまった
そらはあんなに明るいというのに
せめて せめてもの 火で あたりをあたためよう
さむさにふるえるいえ 寒とさえいいがたい いどころのなさ
ひえしむ くうきのみちる きしんで すじめ
それでもそらが晴れたなら ひかりはあたたかくやさしい
増ゆ増ゆ いのりはたくわえられて 殖ゆ さきの悠に原に
ことの大きに黙すつつしみは あきず足らず
足もとからおぼつかないねがいをあげる 浮遊
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秋冬
空がどんどん高くなるんで
太陽はひくめひくめで隠れていく
吾 着ふ 結う
お腹がすぐ冷えるようになってきた
くつの丈が長くなってきた
あきあきしてきたかみのけに 不裕
根のくろいのは はじめからわかっていたこと
あたらしい季節のいろにそめなおすか 歩友
秋ラメの布誘に
あきらかにあれは似合わない風 言う
歩遊 歩遊 浮遊を いこう
秋ラメはあきあきして去っていこうものか
えらんだの ではなく たまたまと
用意 秋冬
まちは 小春すぎ日和のうたをうたう
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ぽたぽた(タイムアウト)
ぽ
ぽ ぽ
ぽ
ぽ た
ぽ ぽた ぽ
ぽた た
た
た
お ちる した たる
えきたい きたいへきたいへきた
いきたいへ きたいへ きた いへ きた いへきたい
お ちる した たる
ぽ
た た た た た た
まるいあと なみうつふちどり
おちた あと たれつ る あと
ぽ
た た た た た た
いろよりも そのかたちの
めはきいた そのおとを
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*
雲のように それは 見えない
空にはうかんでいた 動 物、不動 物
遠くにあれば 浮 動も 不確かに見とめることになり
かたまりも 遠くはなれて ちいさく 次第に 点のように
∴のように ・のように
消えやしないのだが あるのだが
支線というにはあまりにたよりない六脚
伏せていることも やはり見とめられようもなかった
自分へもかくされた短い言葉、なにを打ち込んだのだろうか
それは 見えない といってよかった
けっして黒い色をしていないのに
書くときにつかうのは黒で
つたえようとするときに
はじめに見とめられる色であるのだとおもった
濃度がうすくても目立つ
どんな色よりもにじまない 気がする
その点でほかのどんな色よりも目にやさしい
このちいさな窓を誰がのぞくのだろう?
あの雲の遠さ
雲の組成をつかむべくもなく
それは 見えない といってよかった
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一円玉のささやき
ちゃり、ともいわず かさささとうごく軽金属
一ミリ厚のアルミ玉 旅もとめささやかな需要 主にささやきたり
いつもおるすばん というわけではないけど
お金をつかう人たちって
ちいさいコたちはあとでね、っておもうのかな
しょうがないから 財布のなかで 家のカギ相手にみんなでおしゃべりしてるんだ
日本人はちいさいものが数多くそろっているのが好きなんじゃないかな、と思う
両替するとかその気になればすぐにたまるんじゃないかな?って
びんのなかでいつもおもってたんだよねと 5日前から一緒にいる 3年生まれはいう
きのうきた、募金ばこにはいったことあるぜ、て自まんしていた53年さんは
なんで10円玉におれ達十人ぶんのかちがあるのかわからないんだよ と一円ばかりいるときにいってくる
消ひ税ができたときは ちょっとうれしかった と きょうのお昼からいる38年さんはいう
それまでは しんじられないことに ぼくらはこどものおもちゃみたいなお金だったそうだ
「つうちょうの中で書きのこされても つかってもらえないんじゃねえ」ってはなし よくわからない
ぼくはね ほかに49人と一しょにコンビニのレジにいたんだ
つつみをばらしてから順じゅんに もうひとりと一しょのお釣りで
もう一人は もうどこか別のコンビニのレジにいっちゃって
そのときの50円さんはマクドナルドに
10円さん3人は自販機に5円さんもおさい銭になっちゃった
この財布に ぼくだけ20日かんくらいいるんだけど
いちどだけ券売機のなかを さあっ てすりぬけたことがあるよ
すごいスピードですべるの たのしかったなあ
自販機に入れられたことのあるヤツが「あれは恐怖マシーンだ!」
「無重力体験できるけどマジ怖ぇ!」っていってたけど 券売機はたのしかったな!
それから一円玉がたくさんいるときに よくはなすんだけど
バス代とかを払うときに みんなでいっぺんに料金投入口に押しかけたら
どうなるんだろうね ってよくいってるんだ!
ぼくら150人とか200人なんて 金がくだとほんとたいしたことないのに
運転手さんかずの確認できないね!っていつももりあがる
おみせとかじゃダメなんだ、機械のなかにだっ!っとね、みんなでつめよっていくの
150グラムとか200グラムのぼくらが
きょうはまだ よにんもいるから かちゃかちゃ音がしていいね
自販機に入ることはないから ひつようない心ぱいだけど
なんかきょうは とてもさむいらしいんだ
ひとがねるよるは ほんとにひまだから
ずっとずっとながく みんなで一しょにしゃべっていようよ
月がどんないろをしているのかとか
ぼくはまだいちども みたことないんだ
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The Melody at Night, with You
よるは 思考のとき
せかいじゅうの むじーくを
ときあかす えんぴつ
しろいかみ を さらさらと
あるいは キーボード
8本の ゆびは踊る
せかいじゅうの
あなた という とおくは どこでも
せんりつ
ながれるように かたれ
ここから 線を立てる
そして きこえたものが みえるようになる
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陽採り
ああ あたたかい 陽光
雲のしろさではないまぶしさに安心して
せんたくもの 陽を採りこむ
ぱんぱん はたいて ひらひらまう
かぜは はるにあばれて
ぱたぱた ぱたぱた
せんたくものも たのしそうにわめく
わたしは そらをみあげた
ああ あたたかい 陽光
かなしいことはなにもない
ただ あたたかいものは いつまでもここにとどまらず
そのうち どこかへいってしまうのだ
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